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五稜郭公園 [風景]

 鉄道の工事が終わってからは、前回のブログに書きましたが、平屋のログハウスなども造りました。ロシア人の子供が亡くなって、その墓堀に行ったりと、たばこも支給されるようになり、給与も支給され、ま、給与を貰っても外に出られないので、使えないので帰りには没収されましたが。

 収容所から私を含む10名ほどが列車に乗せられ宿泊施設のある集会所のような建物に連れて行かれた。ところがそこに各収容所からも集まってきた。7,80名ほどになった。
 ここで共産主義の勉強をしろと云うことである。教師は日本人(共産党員)
 現在の日本の政治の状態、資本論、社会主義、共産主義、ほか教科書付きでの勉強である。

 4ヶ月ほどで帰ることが出来た。




 五稜郭公園の秋色。

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ヤナギハナガサ・・・ [花]

 確か21年夏であったと思うが日本では見ることが出来ない大きな蒸気機関車が試運転していた。

 これで仕事(線路工事)も終わったので返してくれるのかと思ったが、さにあらず、冬の吹雪にやった大きな石を手頃に砕いて仕事、終わったら、分散していろんな仕事をするようになった。
日本で云う特高の送電線を建てていく仕事、椴松をかわを剥がして綺麗にカンナをかけてそれからその電柱を、穴掘って建てていくことでした。木の甘皮カンナでとってしまったら、早く腐るのでは、などと思ったりした。

 夏頃だったか給料が出るようになった。何百万くれても、金の使うところがない。案の定、帰りは没収された。


 ヤナギハナガサ。
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 八重咲き宿根アスター。
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 サルビア・ガラニチカ。 
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 ナナカマドの実。
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オウセグロカモメ [鳥]

 シベリア(沿海州)と樺太(サハリン)同緯度ですので、11月終わり頃まで鉄道線路に砂利入れ、そして、カーブや線路の勾配など終了したところまでは速度を出して列車が通れるようになり、この仕事は翌年の3月から5月まで続きました。

 冬の間は別の場所で石の掘り出しをやっていましたが、吹雪の日でしたが作業中止までの温度が下がらないので現場に出て作業させられ、途中でマイナス30度を超えたので作業中止をして帰りました。

 3ヶ月ほど経ったら自動小銃を持った兵も1名となり、片言と話し合いをするようになってきました。

 こんなこともありました、近くのコルホーズの作業手伝いに行き、馬鈴薯をたらふく食べてきた日もありました。いも1個でも隠し持って帰るのが見つかると監獄行きです。



オウセグロカモメ
 ◆ オウセグロカモメ。 (チドリ目カモメ科カモメ属) 
 ウミネコより一回り大きく、脚の色はピンクに近く嘴は黄色っぽく嘴の口先に赤い色がついている。
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ダリア・・・ [花]

 線路下に入れる砂利が、収容所からどんどん離れるようになってきたら、毎晩じゃないが、あの機関車が夜中に収容所の前に停車し、寝ている私たちを起こし砂利を積んできた貨車に乗せて工事場所まで行き、砂利を下ろし、収容所前で私たちを下ろしてゆく、毎日じゃないが、これには参ってしまった。

 私たちは8月中頃から風呂に入っていない、みんな、体に「シラミ」を養っている。寒い日はこんなことが出来ないが、脱いで火にあぶるとシラミが熱いとみえて焚火の中に落ちていく。

 また作業が終わって寝る前に収容所からでて500mほどのところに石を焼いてそこに水を注ぐと蒸気で汗を出せと云うが寒くて体など洗うことが出来ない。また、衣類を焦げる寸前の温度で「シラミ」を殺すというアイデアだが全部は死なない。

 年を開けてからだったと思うが、本格的なサウナで全部着替えてようやく「シラミ」から解放されました。


 ◆ ダリア。 (キク科ダリア属) 
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 ◆ ハツユキソウ。 (トウダイグサ科ユーフォルビア属) 
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 ◆ ムラサキツメクサ。 (マメ科シャジクソウ属) 
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 ◆ キウイフルーツ。 (マタタビ科マタタビ属) 
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ホザキナナカマド・・・ [花]

 日曜日は休みです。ここへ来て10日ほど経った夜中、外の方で自動小銃の音や人の声がガヤガヤと聞こえて目が覚めた。 疲れてぐっすり寝ているのに何のもめごとをやっているんたろうと思ったら何と捕虜の一人がパン工場に入ってパンを探していたところ見つかって逃げてきたという話で、よほど腹が減っていたのだろう可愛そうに、監獄行きになってしまった。

 その後一週間ほど経って今度はまた一人の捕虜が逃げたそうで、だいぶ探したようですが見つからず行方不明。その後の消息は不明のようでした。

 何しろ食事は黒パンやコウリャンなど魚はニシンの塩漬け1尾などで労働に足りるカロリーがないので腹を減らすので、体の弱い人は栄養失調から余病を併発して亡くなって行ったのです。

 昼休みには藪の中に入って「まむし」を探し、皮をむいて焼いて食べたり、(私の部屋にまむしの皮むきの上手な人)がいてよく食べました。美味しいですよ、(味は身欠きニシンを焼いた味と似ていた)。


 ◆ ホザキナナカマド。 (バラ科ナナカマド属) 
   このナナカマドの種が小さい。
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 ◆ コスモス。 (キク科コスモス属) 
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 ◆ シュウメイギク。 (キンポウゲ科アネモネ属) 
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 ◆ ジニア。 (キク科ヒャクニチソウ属) 
  別名:ヒャクニチソウ。
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 ◆ コルチカム。 (イヌサフラン科イヌサフラン属) 
  別名:イヌサフラン。
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 ◆ スズランの実。 (ユリ科スズラン属) 
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チェリーセイジ・・・ [花]

 一夜明け今日から作業が始まる。朝起きて小川の水で顔を洗い、食事、終わって点呼、それからスコップやツルハシを持って整列、自動小銃を持った監視兵2名、工事監督と通訳、昨日乗ってきた貨車が走る線路に集合。
 30分ほど待っていたら、木を燃やして走る、あの機関車が砂利を積んだ貨車を引っ張ってきた。アメリカ製の大きな貨車、そしてレールはカナダ製。

 まずは機関車が貨車を動かしなから砂利降ろしする。終わって線路内に砂利入れ作業。水平や勾配は工事監督がやるので言われたとおりにやれば良い。

 昼食は線路脇をちょっと離れた場所にに枯れ木を山にして集め暖を取る。兎に角8時間労働すればわが家に帰る。初めのうちは8時間労働内に砂利を下ろしていたが、夜中に砂利下ろしをするようになった。毎晩のように夜中にたたき起こされるようになった。


 ◆ チェリーセイジ。 (シソ科サルビア属) 
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 ◆ マルメロ。 (バラ科マルメロ属) 
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 ◆ ノブドウ。 (ブドウ科ノブドウ属) 
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 ◆ オドリコソウ。(シソ科ラミウム属) 
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孔雀アスター・・・ [花]

 列車の進行方向に向かって左側には砂利道ながら立派な道路がどこからか並走している。道路の山側には後で分かったがパン工場がある。
 ここで下ろされ、小高い丘の方へ連れて行かれる。最初に目に入ったのは鉄条網で囲った平地とその先に簡単なログハウスが5,6棟見える。また、まっすぐ先にも小さなログハウスが建っている。

 我々兵だけが、この鉄条網の中のログハウスに入る。暫くして点呼が行われた。面白いことに2列横隊で点呼を取る。

 将校連中は、別扱いで山の方の小さなログハウスに行った。捕虜の扱いで将校は作業がない。我々は鉄条網の中のログハウス。中には5列2段の木製の寝台、それが建物一杯に2列、真ん中にストーブがあった。

 通訳は名前が忘れたが日本の中尉の方、多分これからはこの方が忙しくなると思う。今日は夕食を食べ、作業なし。翌日から早速鉄道線路に砂利を入れてゆくことになる。



  ◆ 孔雀アスター。 (キク科シオン属) 
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  ◆ カタバミ。 (カタバミ科カタバミ属) 
 日本全国に分布し地方によって異なる呼び名を持っている。
     地下に球根を持ち、さらに下に根を下ろして匍匐茎を伸ばして周囲に広がる。
 カタバミのつけるハート型の葉は、花が着いてないクローバと見分けがつけずらく、
     よく待ちがいられる。
 クローバの葉には白い線が入っている。夜になって葉が閉じる性質は同じだが、
     クローバは内側に、カタバミは外側に向かってとじる。
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  ◆ ヒメジョオン。 (キク科ムカシヨモギ属) 
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ホトトギス・・・ [花]

 薄暗くなってワニノの港に着いた、船の中で一泊、翌朝岸壁に接岸する。船の中で朝食を済ませ、下船する。時計がないので正確な時間が分からないが、この埠頭に鉄道線路が2本敷かれ、その後ろには木材が山と積まれていた。暫くして小さな蒸気機関車が貨車を押して入る。

 暫くして貨車に乗る、静かに動き出した。ワニノの駅や市街地を過ぎると広大な野原をゆっくりと走る。その速度20キロか30キロほど。

 進行方向に向かって山々が遠くに見えるようになった。ちょうど昼頃だろうか、列車が止まる。そこで貨車に乗っていた半分ほど下ろされる。多分100名近いと思う。

 私たちはここで昼食をとる、降りた連中が山の方に向かって歩き見えなくなった。1時間ほど休み出発する。休んでいる間に線路を見たら道床の上に枕木、レールだけの上を機関車が走ってきた訳だ。薪を焚いて走ってる途中で積んでいる薪に火がついて大騒ぎ。

 午後3時か4時ころようやく到着する。進行方向に向かって右に小川、左は道路ですぐ山になっている。


今日はわが家の花です。
  ◆ ホトトギス。 (ユリ科ホトトギス属) 
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  ◆ ハマギク。 (キク科キク属) 
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 ◆ マーガレット。 (キク科キク属) 
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ツリフネソウ・・・ [花]

 樺太西線の手井駅の北は真岡駅で、手井駅で降りここで分散して泊まることになったが、指揮系統などない。私たちは4,50名は手井の小学校宿泊、食事は日本の一般人が作ってくれた。
 翌日から真岡の焼け跡整理をやることになった。毎日、真岡の波止場に、5,6名死人が水ぶくれになって浮かんでいるところを通って行く。
 
 1週間ほどこの仕事をしていたら倉庫に集まることになった。2000屯ほどの貨物船が岸壁に着く、その船に積んだのは白米と白絞油を積み込んでいたのを我々は見ていた。
 積み終わったらこの船に乗れとの命令、とうとう船倉に積み込まれた。

 我々の中では北海道に行くのだという噂が流れていた。この貨物船はいよいよ出港。用を足すにははしごで甲板に上がらなければならないが、船が南に向かっている。

 樺太の島影が見えなくなったら、南に向かっているか、北に向かっているのか分からない。
夕方に初めて見る港、ワニノの港である。ワニノのは樺太の恵須取の向かい側です。夕方に着いたので船の中で一泊する。




 ◆ ツリフネソウ。 (ツリフネソウ科ツリフネソウ属) 
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 ◆ 洋種ヤマゴボウ。 (ヤマゴボウ科ヤマゴボウ) 
 有毒植物です。毒性は 根>葉>果実、全体にわたって毒があります。
 上は蕾と花、下は果実。
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 ◆ ミヤマヤブタバコ。 (キク科ガンクビソウ属) 
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ハマギク・・・ [花]

次の日、昼飯食べて豊原に出発する。人数は将校入れて200名近くいたのかな。

途中野宿をして豊原についたのは、25日朝早く、師範学校寄宿舎に収容された。

ここに1週間近くいた。

有り難いことに日本人が食事を作ってくれたので助かったね。

2日目だったか同じ会社にいた者とばったりと会う。馬鹿に沈んだ顔をしているなと思ったら、

次の日には見当たらなかった。

賄いの日本人に頼んで服を用意して貰って逃げた。何でも3人ほど逃げたと云われている。

9月に(日にちは忘れた)入って豊原駅に、駅構内には無蓋貨車が待っていた。また真岡に・・。

真岡までにトンネルが15、第3大隊が戦ったルーフ゜線を通らないとならない。

機関車二重連だが途中まで行って列車は登れない、多分蒸気不足だろうと思う。

豊原に引き返す、ここで一日野宿、翌日前後に機関車をつけて出発。

途中の駅で次のトンネルの中で瞬間停車するので逃げたい者は逃げて・・と機関士叫んで歩く。

列車がトンネルの中でガタンゴトンと・・・ここでも逃げたの者が2,3名いたらしい。

逢坂を過ぎ、暫くしてループ線に過ぎ、下り坂を下った。線路脇に2体の死骸がそのまま臭いを

発していた。ようやく樺太西線の手井駅に着く。ここで下ろされた。一体どうするつもりだろう。

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  ◆ ハマギク。 (キク科キク属) 
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  ◆ ジニア (キク科ジニア属)。  
  別名:ヒャクニチソウ。
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  ◆ ベビーサンローズ。 (ツルナ科アブテニア属) 
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もってのほか・・・ [花]

昭和20年8月23日捕虜という初めての経験、

18,9の若造がマンドリン(自動小銃)をちらつかせ、銃を捨てろという、武装解除だ。

連隊本部の連中が置いたのか既にそこには銃が山になっていた。

周囲を見るとソ連兵ばかり目につく、銃を捨てた。

次は手触りで身体検査、最後は腕時計をよこせという、私物まで持って行くのか、

この野郎と思ったが、どうしようもない

第1大隊の連中、第3大隊の一部は夕方にようやく武装解除が終わった。


  ◆ もってのほか。 ( キク科キク属) 

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  ◆ 八重咲き宿根アスター。 (キク科シオン属) 
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  ◆ ば ら。 (バラ科バラ属) 
 今日の花は八重咲き宿根アスターと薔薇はわが家の花です。
                   バラはこのバラ1本しかありません。
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